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2016.07.06 Wednesday

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KAGEROU

2011.01.11 Tuesday
第5回ポプラ社小説大賞受賞作。『KAGEROU』―儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉 じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か?人を 人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛すること の切なさを知る。水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。


本社に異動となった懐かしの先輩T氏からうちの所長に貸されたものがなぜか私の手元にまでやってきたため、どんなもんかと読んでみることに。

あらすじやテーマが「命」だと聞いていたあたり、暗めな内容かと思いきや、登場人物のキャラが明るいわ、オヤジギャグが飛んでるわで、意外にもライトな感じ。ちなみに全体的にもライト。良い意味で読みやすい…ってことなんだろうけど、まるで携帯小説かライトノベルを読んでるかのようでした。(おかげで暇な年末の仕事中にサクっと読み終わってしもた。)

中盤はけっこうグイグイ引き込まれましたが、ラストはなんだかなぁ。。京谷くんの立場がないよねぇ。
映画化…というか、世にも奇妙な物語程度にはなるんじゃないかと。

ちなみに「KAGEROU」の次は太田光の「マボロシの鳥」が回ってきたので(笑)、早速読んでみたいと思います。
音楽&書籍comments(0)|-|by はむこ

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